【成功者の愛読書】林修 氏 / タレント、予備校講師

林修

[引用] http://www.sanspo.com/

林修 氏:2013年の流行語大賞で年間大賞を受賞

タレント、予備校講師

「いつやるか? 今でしょ!」

2013年の流行語大賞で年間大賞を受賞した林氏の名言です。

流行語もお笑いも、突然火が付いたかと思えば、時間と共に消えていく。

そんな盛者必衰の理を深く理解して、常に成長を続け、進化し続けているのが林氏ではないでしょうか。今では看板番組を持ち、その知識の豊富さと卓越した説得力から多くの芸能人からも一目置かれている存在です。

2009年にCMで使われた「いつやるか? 今でしょ!」の授業シーンは、『東大特進夏期 2年生東大現代文』からの引用で、「現代文を理解するには漢字の勉強が重要なのにも関わらず、勉強する生徒が少なかった。そのため、漢字の勉強は「いつやるか? 今でしょう!」という流れから発した言葉」だと林氏は語っています。

林氏が全国的に有名になったのは、2013年に「いつ買うか? 今でしょ!」というセリフでトヨタ自動車のテレビCMに出演したことがきっかけです。その後はご存知のとおり、バラエティやクイズ番組へ次々と出演し、現在も精力的に番組等の出演や各地での講演、執筆等をこなしています。

講師になる前は?過去には借金も・・

林氏が講師という天職に就いたのは、東京大学の在学中にデート資金を稼ぐために家庭教師のアルバイトを始めたことに発するようです。卒業後、日本長期信用銀行に入行しましたが、5か月で退社。家庭教師をしたり、友人と投資顧問会社やIT企業のような会社を起業したりしますが、あえなく倒産。株取引でも大損し、大借金を抱えたといいます。

借金返済のためには働かざるを得なかったのですが、東大時代の仲間への体裁もあり、家庭教師という職には誇りを持つことが出来ませんでした。しかし、自分に出来ることで働くしかないと悟った林氏は、知人から紹介された塾講師のアルバイトを開始したのです。その後、彼は予備校講師となり、ご存知のように今では誰もが知る「林先生」としてお茶の間を賑わせるようになったのです。

勝てる場所で誰よりも努力することが成功の秘訣

そんな林氏が、辛かった時期を通して分かったことは、「勝てる場所で誰よりも努力することが成功の秘訣」だということ。

このように、失敗の多かった若き時代にも、林氏にはメンターがいました。その存在があったからこそ、成功の階段を駆け上れたと言っても過言ではありません。林氏は、学生時代、村上陽一郎氏に大きな影響を与えられたと言います。彼の聡明な日本語の使い方や文章の書き方、頭の使い方の持論などに大きく感銘を受けたからこそ、現代文の林先生が生まれたのです。

林修 氏の愛読書とは?

戦略的思考とは何か (中公新書 (700))

戦略的思考とは何か

岡崎 久彦 :著

書籍の詳細

(林修氏の談話から)
思考の足場に確固とした歴史認識があるかないかということは、生きていく上ですごく大切なことだと思っています。僕は影響を受けた本は非常に少ないのですが、その1冊に、岡崎久彦さんの『戦略的思考とは何か』というものがあります。僕が高3のときに出た本なんですけど、これは50回くらい読みました。岡崎さんは明治時代の外務大臣・陸奥宗光の親戚にあたる方なんですが、外務省の官僚であり、初代情報調査局長を務められた方です。この本の中で『歴史的ビジョン』を持つことの必要性が説かれています。『歴史的ビジョン』を具えているから、物事を正しく判断できる、これはそのとおりだと思います。
(中略)
「この人と戦っても勝てないな」と相手に思わせる状況を先につくってしまえばいいのです。ただし、少々上回った程度では相手から仕掛けられる可能性が残ります。イチかバチかの勝負を挑めば勝てるかもしれないと思えば、相手も挑んでくる可能性があります。実は、そういう印象を与えることこそが敗北の始まりなのです。だからこそ、そうならないために、圧倒的な差を見せつける必要があります。

こういう考えは、岡崎久彦氏の『戦略的思考とは何か』から学びました。この本には、敵の倍以上の戦力があれば一般的には負けない、という趣旨のことが書かれています。

これを読んだ僕は、なるほどそういうものかと心服し、以来ずっとそういう状況をつくることに腐心してきたように思います。

著者について

岡崎 久彦

1930年生まれ。サウジアラビアとタイ王国で特命全権大使を歴任し、また外務省で情報調査局長を務めた元外交官。

祖父の岡崎邦輔は、陸奥宗光の従弟にあたる。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し、外務省へ入省。卒業証書は小学校のものしか持っておらず、その後は大学まですべて「飛び級」だったと言われている。

外務省ではケンブリッジ大学での英語研修を皮切りに、フィリピン、フランス、米国、韓国の大使館に駐在。駐タイ大使を経て退官し、外交評論家として活動する。

外務省在職中から執筆活動は行っており、外務省の論客として知られた。『隣の国で考えたこと』(ペンネーム:長坂覚)で日本エッセイストクラブ賞受賞。『国家と情報』でサントリー学芸賞を受賞。

また、“アングロサクソンとの協調こそが日本の国益とアジアの平和につながる”と一貫して主張していた。

出典

http://www.sanspo.com/

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